とても大きなお隣の家

私が中学生の時、隣の空き地に大きな家が建ちました。そして引っ越してきた家族は、私達よりも明らかにお金持ちっぽい人だったのです。そのお隣さんは何でも会社の経営者だと言っていました。
子供がいないので、よく私を家へ招待してくれていたのです。ケーキを作ったから、素敵なブラウスを見つけたからと言っては招待してくれていたのです。行くたびにとても嬉しくて、私はまるでその家の子供のように扱われるようになったのです。
私は美味しいものを食べさせてもらったり、素敵な洋服をもらったりととても楽しい日々を過ごしていたのです。でもここはお隣さんなのです。私の家ではありません。私の家族ではありません。
家へ帰ると私の現実が待っているのです。築三十五年の古い一軒家で、手入れの行き届いていない庭があります。これが我が家なのです。
もちろんお隣さんもいいですが、私の家の思い出と言ったらあの古い家なのです。生まれ育った家での思い出はいっぱい詰まっています。

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